July-August

7-8月

夏の太陽のもと、梅の葉が光合成をおこない、翌年の6月に実をつける準備をします。

6月まで実を大きくして消耗した梅の木に、ありがとうの気持ちを込めてお礼肥え(肥料)をあげます。

また、晴れが続いたら水やり、枝を整える夏季剪定など、暑い中の管理が続きます。


September-October

9-10月

紀伊半島は台風の直撃が多く、被害を少しでも防ぐため対策をします。

雑草の勢いもまだまだ強く、草刈り作業は欠かせません。


November-January

11-1月

11月に入り梅の葉が散り始めるころ、剪定作業が始まります。

「桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿」という言葉があり、梅は枝の勢いが強く剪定量が多い果樹です。

また、我々の圃場の多くは中山間地にあり、この時期に獣害対策の柵の修理などを行います。


February

2月

梅の花が一斉に開花し、ミツバチが飛び回ります。

地域中に梅の甘い香りが漂い、とても気持ちのいい季節です。

いったん仕事の手を休めて、6月の収穫に向けた準備を始めます。


March

3月

梅の花が落ち、花の下から小さな梅の実の赤ちゃんが顔を出します。

頑張って大きくなるように、ここで少し肥料をあげます。

また、あたたかくなり、梅の病原菌や害虫も動き始めるため、1本1本見て回り樹の健康状態を確認します。


April

4月

梅の葉が開き始め、病原菌や害虫の動きがさらに活性化します。

有機栽培で使用可能な自然物由来の農薬(硫黄やお酢など)で梅を励ましながら見守ります。

雑草の勢いも強くなり、草刈りも欠かせません。


May

5月

小梅など、早いものは収穫が始まります。

梅は収穫適期を過ぎるとすぐに落ちてしまうため、梅に追われるようにして収穫していきます。


June

6月

1年で最も忙しい季節です。南高梅の収穫がピークを迎え、多くの生産者は家族総出で梅を収穫します。

6月前半は梅酒や梅シロップに適した青梅、6月後半になると、梅干しに適した完熟梅が収穫できます。

私たちの畑は標高0m~500mほどの間に点在しており、標高が低く暖かいところから順番に収穫することで、1か月を通しておいしい南高梅を出荷しています。